天皇賞(秋)

勝ちに来ているのはどの陣営か?
どのレースにおいても、これがテーマ。
JCに比べると、盛り上がりに欠ける感もある秋天だが
距離2000mは現代競馬のメインディスタンスであり
引退後の価値に多大な影響をもたらすことは明白だ。


今回のメンバーで目立つのはやはり
武豊に乗り替わったメイショウサムソンだろう
だがこれは本来、凱旋門賞を見据えた乗り替わり
馬インフルエンザの影響により実現しなかったが、代替の目標は当然JCT
無理にトライアルを使わなかったのは、来年も走らせることを考え馬の消耗を防ぐためであろう。
兄弟子である石橋のお手馬をまんまと奪った武豊は下手な競馬は出来ないという見方もできるが、目標が違う上、武豊個人の目標は最多勝であり、G1勝ちではないように見える。
海外遠征断念組と言えば、角居厩舎の2頭も当てはまる。
こちらは日本だけでなくオーストラリアでの馬インフルエンザの影響も受けたクチ。
ペリエを配してきていることから気にしないわけにはいかないが
今回角居師が身元引き受け調教師となっているのはスボリッチ
馬主資格を持つ人達のクラブ馬ではあるが、そこはやはりクラブ馬。古馬の王道で頭は狙い難い。
こちらも目標はJCであろう。
ウォッカのエリザベス女王杯参戦に、角居師の提言が無いわけがないのだから。
やはり◎はアドマイヤムーン
トレード条件に秋天出走が盛り込まれていたことからも
近藤氏のこだわりが見てとれる。
実際、アドマイヤの古馬混合中距離でのG1勝ちは
アドマイヤムーンの宝塚が初勝利
やっと引き当てた王道路線を勝てる馬
栄誉と賞金を40億で売ったとはいえ、そこは社台も納得済み。
ダーレーの日本でのオーナーブリーダとしての広告塔でもあり
騎手調教師にとってはダーレーへのアピールはもちろん
トレードでは入ってこない実を獲るチャンスなのだから
ここはメイチとみて間違いない。
相手は上記2頭
ヒモに逃げる勝春を筆頭に、先行勢から
ブライトトゥモローとダイワメジャー
異常な投票が見られたアグネスアークも少々
結局上位は社台馬。
◎アドマイヤムーン
○メイショウサムソン
▲ポップロック
△シャドウゲイト
△ブライトトゥモロー
△ダイワメジャー
×アグネスアーク

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