◎エアメサイア
○ライラプス
▲アンブロワーズ
△ダンツクインビー
△エイシンテンダー
△ジョウノビクトリア

18頭中11頭が社台製となった桜花賞。
内ノーザンFが6頭と、ノーザンF祭り。
人気のシーザリオもノーザンFだ。
このシーザリオですが、まず按上が？
吉田稔は良いジョッキーだが、本レースはG1である。
地方ジョッキーがそうそう勝てるものではないのだ。ちなみに「岩田は特別」と思っている。
もし勝たせてもらえるのなら、同厩舎、同馬主のディアデラノビアの主戦である
安藤を乗せるのが自然であり、そうでないということは
社台のサポートを受けられていない。ということではないだろうか。
そもそもキャロットクラブは社台のクラブの廉価版であり
G1、しかも桜花賞を勝つには荷が重い。
キャロットファームにはハットトリックで十分なのだ。
では、社台勢で勝てる格のある馬はというと
エアメサイア、ライラプス、アンブロワーズの3頭である。
筆頭はエアメサイア。
母エアデジャヴーは伊藤正－横山典でクラシックを3－2－3着した牝馬でありエアシャカールの半姉にあたる。
牝馬の場合その仔は同厩舎に預託されるのが慣例であるが、本馬は伊藤雄厩舎に預託された。
これにはいくつかの流れが見られる。
まず、エアグルーヴの初仔をエアに確保できなかった(しなかった？)ことにより
伊藤雄二師の手にも渡らなかったこと。
次に、伊藤雄二師の年齢である。
調教師の定年は70歳であり、伊藤雄二師は68歳と定年間近である。
つまり、クラシックを狙えるチャンスは残り僅かであるということだ。
対して義弟にあたる伊藤正徳師は56歳。
伊藤雄二師の引退後にエアデジャヴーの仔を貰えば良い、ということで譲ったのでは無いだろうか？
社台にしても、エアグルーヴの一件でラッキーフィールドに借りがあるわけで
その借りを返す意味でも、エアメサイアの活躍は必然であるのだ。
以上がエアメサイア筆頭の理由である。
ライラプス、アンブロワーズはともにフレンチデピュティｘサンデーサイレンスであり
母がそれぞれ良血である。
フサイチエアデールは松田国厩舎の初重賞勝利馬であり、桜花賞2着の実績もある。
フサイチミニヨンはその母がバレークイーン、つまりフサイチコンコルドの半妹にあたる。
さらに両馬ともにノーザンF生産馬であり、社台F生産のエアメサイアとは少し背景が異なる。
つまり、社台F＞ノーザンFと見ているが、桜花賞を勝っていないのはノーザンFであることから
順番的に？という疑問が残ってしまっているのだ。
さらに雨が降るとなると、フレンチデピュティに利が有るのは明らかで、紛れが起きる可能性を否定できない。
よって、馬券的には馬単よりも馬連が良策かもしれない。
この3頭に割って入ってくるとすれば、ジョウノビクトリア、ダンツクインビー、エイシンテンダー辺りだろう。
ジョウノビクトリアの仔は良く走る。(のび太さんのRacingBook参照)
小川義勝氏はミヤビサクラコの後継が欲しいはずであり、父SSであれば問題は無いのかもしれないが
クラシックでの好走はその仔の価格を大きく左右するものであり、SSを付け続けたところに執念を感じる。
しかし、割と奥手に見える兄弟であり、G1となると底力が？とも思う。
ダンツクインビーは小牧太が自力で勝ち得た乗り馬。
中央入りして早1年経つがG1勝ちがない小牧はペールギュントで朝日杯に望むがあっさり敗れ池添に奪われてしまった。
少々、干され気味。である。
この信頼を取り戻すには、やはり力を示すしかないのだ。
それには社台以外の馬でヤルのが一番効果的である。
社台の「飴」にも限りはあるが配り忘れると痛い目を見る。ということだ。
エイシンテンダーは「エイシンサンディのような安い種牡馬の馬でも走る」という希望を与えられる。
という意味で、好走する可能性はあるように思う。
武邦－武幸四郎ということもあり、多少の粗相は許されるのでは？
最後に、繁殖が揃っている社台F、ノーザンFよりも自家生産の繁殖が欲しいのは白老Fでは？
ということで、シーザリオよりはペニーホイッスルを押さえてみても良いかと。
ショウナンパントルでG1は勝っているのですけどね。